概略
2012年に九州福岡（現在は広島県呉市）にて設立。2010年に実兄が設立していた大連安礼設計有限公司（現 安礼商貿（大連）有限公司）通称安礼デザインの日本窓口としてスタート。企業ホームページの作成あるいはパンフレット等の販促物を中心とした企業マーケティングに関するデザイン業を中心に営業。本店は地方都市だったが営業拠点が東京あるいは大連であったため、依頼地域は90%以上が関東と海外から（残り10%はその他日本各地と代表者の出身地である広島県から）であった。

2017年創業者が、本職である建築デザインの会社を立ち上げる事になり、グラフィックデザインのアタゴスタジオは現代表に引き継ぐ。同時に本店を福岡から故郷である広島県呉市へ本店移転した。とは言え営業拠点は依然東京および大連であったため依頼元の地域は依然関東がほとんどであった。

2020年コロナ禍を機に、営業拠点の比重を東京と大連から本店である広島県呉市へ移動。関東と大連の案件をオンラインで対応しながら、徐々に地元に密着した企業ホームページやパンフレット等の販促物の制作に力を入れている。また経験を活かした、中国との貿易サポートも行うようになる。

社名のアタゴスタジオは、創業者及び現代表の出身地が広島県呉市の愛宕町である事に由来する。この町は明治19年に呉鎮守府の設立が決まり、買い上げにあった呉町や宮原村から移転を余儀なくされた住民や、海軍関係者、また流入してきた住民が多く住んだ町である。

2023年現在、本業であるITとデザイン業務の傍ら、呉の郷土史の研究や、空き地や耕作放棄地の有効利用の模索を行いながら新たな挑戦を続けている。